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ボクの手塚治虫 矢口高雄【本の感想・レビュー】

手塚治虫の残した功績はその質と量で多くの日本人に夢を与えつづけ......
「マンガ」というジャンルを昭和の最もパワフルな「文化」にのし上げたことだと言われています
ボクもこれにはまったく異論ありません
しかし視点を変えれば今日のマンガ文化の隆盛は手塚治虫の開拓したストーリーマンガなくしては語れません
ストーリーマンガの開拓と完成によってそれまでの「漫画」という定義や概念を大きく打破したことだとボクは思います

トキワ荘出身の漫画家たちではなく、手塚治虫氏は多くの人に影響を与えました。 「釣りキチ三平」「蛍雪時代」など秋田の山深い山村を舞台にした作品で知られる矢口高雄氏もその中のひとりです。

手塚治虫氏のマンガが載っている本を買うお金を稼ぐために「杉皮背負い」という重労働の(今で言う)アルバイトをしたり、手塚治虫氏からいただいた年賀状を大事にしたり...という、矢口高雄氏の少年時代のエピソードを綴っています。

少年にこれだけのパワーを与えるのは、本当にすごいことですよね。

やがて、矢口少年は大人になり、銀行勤めます。 30歳を目前に「あの頃の夢」を思いだし、上京をし漫画家として遅いスタートをきります。

矢口氏のいう手塚氏の功績「ストーリーマンガの開拓と完成によってそれまでの「漫画」という定義や概念を大きく打破したこと」もごもっとも。 でも、私は一番大きい功績は「多くの子供たちに影響を与え、時代を担う人たちを育てたこと」なんだと思います。

私が最近興味をもつひとはたいてい「手塚チルドレン」です。 その「手塚チルドレン」に影響を受ける私は「手塚グランドチルドレン」なのでしょう。

★Amazon;ボクの手塚治虫 (講談社文庫)
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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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