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ブランドはNIPPON 川島蓉子【本の感想・レビュー・書評】

今回取り上げたクリエイターの多くの仕事において、「日本のもの作り」が今ひとつ強みを発揮できない「伝える」ことの重要性に思いは及ぶ。伝わって認知してもらうこと、手にいれて使ってもらうこと、そこまでの道筋を、誰がどう作っていくのかーそのためにメディアができる仕事は、まだまだあるのではと強く感じた。

気鋭のマーケッター:川島蓉子さんが5人のクリエイターを追うことで、現代の市場における「日本」の価値を、改めて見直してみたいという意図で描いた本です。

川島さんのご指摘のように、確かに「伝えること」が上手な方は少ないように思います。

その以上に「伝えるほどたいしたものではない」「当たり前のものだから大きな声で主張するべきではない」と作り手が思っているのが原因の気もします。

クリエイターさん、という訳ではありませんが、北海道にツーリングに行ったときのことを思いだします。

ある海産物加工工場の一角が売店になっており、特産の海産物入りの大きなお握りを売っていました。ライダーさんの間では、口コミで知られています。

天気もよかったので、駐車場でハレ吉君(オートバイ)のそばで、お握りを頬張っていました。ジモティらしきおじさんが「どこからきたの?」と声をかけてきたので、少し話をしました。
私:東京からです
おじさん:それはそれは、はるばる遠くから。なーんもないとこなのに
私:えっ。澄んだ空気と青い空と、広い道と、おいしい食べ物があるじゃないですか!
おじさん:都会の人は、そんなのがいいのかね?でも、なにもないよ
私:...それがいいんですよ...

訳のわからない会話になりましたが(汗)、おじさんにとってはこの素晴らしき環境が当たり前過ぎて「あるもの」に気がついていないようでした。

謙遜もあるのでしょうが、こんなに豊かな土地なのに「何もない」って、いっぱいあるじゃん!!と不思議に思いました。

このようなことはよくある話なのではないでしょうか?

いいものをもっているのに、本人たちがその価値に気がついていない。
当たり前過ぎて「何もない」と思っている。
価値に気がついていないからこそ「伝えよう」という意志が湧いてこない。

本人たちが気がつかないなら、第3者が価値に気がつき、尊敬の念を払いつつ広めていかなくてはなりません。

微力ながら力になれることはないかしら?

★楽天:ブランドはNippon
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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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