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ロック冒険記 手塚治虫【本の感想・レビュー・書評】

一年のあいだにこの星は変わった......
ぼくたちの努力はむだじゃなかったんだ
だが、まだまだ、地方では原始的な生活をしている鳥人たちがいるらしい
この星ぜんぶに文化がいきわたったころ......
地球と手をにぎりあって共栄共存の協定を結ぼう


最近はまっている「トキワ荘」出身の漫画家:手塚治虫氏の作品。

このお話は「どこか遠い国の話」ではなくて、「過去にあった話」でもあるし「今でも起こりえる話」でもあります。


惑星ディモンには鳥人が住んでいて、ねん土人を奴隷として使いながら、生活をしておりました。やがて、ロックくんと、大輔くんは鳥人たちと生活をともにするようになります。 ロック君によってもたらされた「火」によって、鳥人たちの生活は急速に文明化をしていきます。

冒頭の台詞は、この頃のロック君の決意です。少年らしいまっすぐな希望を抱きます。

そのころ、地球ではディモンの「石油」に目をつけた商人が、ディモンを目指しやってきます。そして鳥人たちをディモンから地球に輸入をして、奴隷とし、地球の復興に利用しようとします。もくろみは成功して、鳥人の輸入をするようになります。

時は経ち「奴隷」からの解放を目指し、鳥人たちの地球人に対する反乱がはじまります!


「地球の復興のために」と、よかれと思ってやっていることが、別の苦しみを生んでしまう、というよくあることです。

鳥人たちがねん土人たちを「奴隷」として暮らしているのに、自分たちが人間の「奴隷」と化したら、反逆するのも「自分だってやってんじゃん!」とも思います。 彼らは、ディモンに戻った後に、ねん土人の解放をしたんでしょうか?

大人の世界でくりかえす「欲望」と「希望」とを子どもにわかるように、面白く描いた寓話の逸品です!

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▼手塚治虫氏の作品


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ライフデザイン・人生設計に効いた本の感想・レビュー・書評

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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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