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アドルフに告ぐ 手塚治虫【本の感想・レビュー・書評】

狂った元首の下でまともな部下はやって行けんし、まともな元首の下で狂った部下はつとまらん
あの総統の下で忠誠を尽すわれわれ全員実は狂人の群れなんだ
おれも君もな

ひとりはナチの総統「アドルフ・ヒットラー」。 もうひとりは神戸元町のパン屋の息子でユダヤ人の「アドルフ・カミル」。 最後はドイツ高官と日本人女性の間に生まれた「アドルフ・カウフマン」。のちにナチ入りをします。 「アドルフ・カミル」と「アドルフ・カウフマン」とは同級生。

第2次世界大戦を舞台に「あのヒットラーにユダヤ人の血が混じっている」と証明をする書面をめぐり、3人の「アドルフ」が運命に翻弄されていく物語です。

第二次世界大戦の話をきくたび「なぜ、そうなってしまったのでしょう?」と考えます。

例えば「○○駅周辺は●●人エリアだから、夜は危険だよね」と話すときに、その根底には●●人に対する差別意識にがあります。たぶん、たいていの人にはあるでしょう。

そういう差別意識に「はっ」と、気がつき「そんなことはない」「言葉が通じないからかしら?」「生活習慣が違うからそう見えるのかも」「わかりあおう」と考え直すのがまとな人間というものでしょう。

まとな人間を「狂人の群れ」にしてしまうのは、何なのでしょう? レベルの差こそあれ「狂人の群れ」になってしまった集団は、山ほどあるのでしょう。

そういった時にブレーキをかけることができる「理性」と「ぶれない軸」とをもち続けていきたいものです。

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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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