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沈黙の森 馳星周【本の感想・レビュー】

城野や山岸もそうだよ。あんたに会ってなかったら、しょうもねえチンピラで終わってたに違いねえんだ。あんたの怖さにびびってよ、それでも足下を見られたくなくて精一杯背伸びして生きてきたんじゃねえか

かって新宿・歌舞伎町に「五人殺しの健」とその筋の方たちに恐れられた男がいました。
その男「田口健二」は軽井沢で別荘の管理人をして犬とともに静かに暮らしておりました。

軽井沢に暴力団のお金を奪った男たちが逃げ込み、田口健二が巻きこまれ...、というお話です。

その世界で必要とされるカードをすべてもって生まれてきた人間がごくごく少数います。
田口健二はそういう人間です。

カードが揃っていないその他大勢は「その世界で必要とされるカードをすべてもって生まれてきた人間」を超えようと、あるいは認められようと、負けまいと、あがいて、がんばって成長をします。

「その世界で必要とされるカードをすべてもって生まれてきた人間」は、あっさりとカードを捨てて、その世界を卒業したりします。

超えられない人間を超えようとあがく人間と、捨てたはずのカードがまだ残っていることに戸惑いつつも現状を受け入れる「その世界で必要とされるカードをすべてもって生まれてきた人間」と、いったいどっちが幸せなんでしょうか?

わかったところで、「その他大勢」「その世界で必要とされるカードをすべてもって生まれてきた人間」になるのか?を選べるわけではないのですが...。

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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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