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西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話【本の感想・レビュー】

アルコール依存症は患者がかわいがられない病気です。
おそろしい、にくらしい病気でした。
私は彼を憎んで逃げまわるのにせいいっぱいでした。
そういう病気でした。

元夫のアルコール依存症に苦しんだ漫画家:西原理恵子さんと、24歳からアルコール依存症に陥り、27歳からお酒を飲まない生活を続けている月乃光司さんが「アルコール依存症に関する正しい知識をひろめたい」「酒で死ぬ予定の人が生きるきっかけをつかんでほしい」と書いた本です。

「知識が人を助ける」というのは事実です。

最近「救急救命講座」を受ける機会がありました。

AEDは乱れた心臓の動きを電気ショックでとめる医療用具で、最近あちこちで見かけます。
何分かの充電ののちに、作動ボタンを押すと、電気ショックを与えることができます。
そうやって、救急車がくるまで、お医者さんに命をバトンを渡すまで対応をするものです。

音声ガイドに素直に従って使用すれば、数分の充電と、数秒の「電気ショックが可能な時間」を繰り返し、倒れた人を救える可能性を維持できます。

でもAEDを使用するときは、人が倒れたときなので、パニック状態です。

機種によっては、使用済みのAEDには、使用したときの音声と、心電図が残っています。
講習のさいに、野球の練習をしているときに、たまたま心臓にボールがあたって、少年が倒れた、という状況で残された音声をきき、心電図を見ました。

「○○(倒れた人の名前)、○○」「おきてー」などと叫んでいる声が録音されています。
みんなが叫んでいるので、AEDが「ボタンを押してください」と言っているのが、聞こえません。
そうこうしているうちに「ボタンを押せる時間」は過ぎ、AEDくんは、充電を開始してしまいます。
心電図はふり幅を広げていきます。

結局、ボタンを押すチャンス(=電気ショックを与えるチャンス)を2回ほど逃したのち、たまたまやってきた医療関係の方が、ボタンを押し、救急車がきて、その子は助かりました。

運動をやっていて、心臓にボールが直撃してしまうのは、どこででもありうることです。
そして「ボタンを押すこと」は、誰にでもできることです。
ただ、パニック状態・カオス状態に陥っているときに「ボタンを押せるか?」が生死をさまよっている人間を救えるかどうかの境目なのでしょう。

知ってさえいればかんたんなことでも、知らないと何もできません。
アルコール依存症に関する知識も同じようなものなのでしょう。

「アルコール依存症」は誰でもかかりえる病気で、自分もかかる可能性があり、身近な人にもかかりえることです。

何かあったときに困らないように。力になれるように「西原理恵子月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気」を読んで、アルコール依存症に対する知識を身につけましょう。


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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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