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パノラマ島綺譚 江戸川乱歩【本の感想・レビュー】

私はあなたの芸術に心から敬服をしているのです。いくら東小路伯爵夫人のお頼みだからといって、この偉大な天才を、むざむざ浮世の法律なんかに裁かせたくないからです。
...あの意味ですか、それは、警察なんかの手を借りないで、いさぎよく処決して頂き度いということです。これは東小路伯爵夫人のいいつけではありません。やはり、芸術につかえる一人の僕として、わたし一個人の願いなのですが
江戸川乱歩先生のベストセレクション第6弾。 「パノラマ島綺譚」「柘榴」が収められています。


パノラマ島綺譚
学生時代に読んで挫折をした本です(T^T)

池袋のリブロで「乱歩原作漫画展」で丸尾末広脚色の「パノラマ島」とであい、原作も読みたくなりました。

多くの乱歩作品のように、己の(常軌を逸脱した)夢を実現するために、尽力して破滅していく物語です。

夭折をした同級生として生まれ変わり、周りの人生を巻き込んで、「パノラマ島」をつくっていくのですから、すごいパワーです。

欲望の方向が「人を傷つけること」に向かわないで「パノラマ島づくり」に向かっているのが、乱歩作品にしては、可愛いところです。

願わくばそのパワーが世間に許される方向で使われるとよいのですが...
まぁ。そういうふうにしか生きられないのでしょう。

そんなGOING MY WAYさんに「浮世の法律」は相応しくない、という北見は、乱歩自身の投影なのかもしれません。。。

丸尾末広による漫画も読みました。(→丸山末広脚色「パノラマ島綺譚」の感想
ディテールに丸尾末広によって脚色されており、好き嫌いはあるでしょう。
ただ、パノラマ島のビジュアル化は圧巻です。

乱歩をいかに解釈するか?異才とのコラボは面白いですね。

柘榴

「柘榴(ざくろ)」が何を意味するかって?v(ー_ー)乱歩ファンならやすやすと想像がつくはず。

どうして、悪人は、自分の犯した犯罪の凄さを、刑事や、探偵にアピールしたいのでしょうか?
どんなに悟った人間でも「人に認められたい」という欲望から自由になれない、ってことでしょうか?

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ところがその結果は、運命のいたずらが過ぎたのです。彼らの、パッシヴとアクティ... 続きを読む

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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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