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ガラスの地球を救え 手塚治虫【本の感想・レビュー】




現在の暴力非行や、親子の断絶や、生命の軽視は、子どもや若者たちがこれまで育って来た帰還に得た情報の吸収、蓄積によってもたらされた結果です。大人たち、あるいは、子どもの身のまわりや社会にくり返し行われる暴力や犯罪、享楽的な性描写などの情報が、子どものを倫理的に麻痺させてしまったことは確かです。これが十倍、百倍になって嵐のように襲う時、どうしようもない人間性喪失の社会が実現してしまうでしょう。

「ガラスの地球を救え」の完成をみずに、手塚治虫氏はなくなってしまいました。
書きかけの原稿に、講演、雑誌等での発言を加え一冊の本にまとめたのが「ガラスの地球を救え」です。

サブタイトルにあるように「二十一世紀を生きる人間」に向けられたメッセージです。
手塚治虫氏がマンガを通して伝えたかったことを、平坦な言葉でつづっています。

手塚治虫氏が「現在」とおっしゃっているのは、おそらく1980年代後半のことだと推測します。
それから約25年の歳月がたち、手塚氏が想像したように「情報過多の時代」に陥っています。

こういった先見の明があるところは、さすが巨匠ですよね。

掃き溜めのような掲示板に、悪意のある書き込みがなされたり、サイトの書き込みが炎上したり、確かに「人間性の喪失社会」になっている部分もあるのは否定できません。

ただ、手塚治虫氏が心配したほど、悪い世の中にはなっていないし、若者のパワーで乗り越えている点もありますよ。

i-phoneや、twitterと言った便利なツールを使いこなし、電脳空間でコミュニケーションをとったり、メディアに操作されることなく、口コミ情報で「リアル」を把握しようとしたり。

情報洪水にのみこまれず、波乗りを楽しんでいる感じかな?
人間って、けっこう適応力があるし、強いんです。

21世紀をみたら、手塚治虫氏は何を思うでしょうか?

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▼手塚治虫氏の作品


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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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