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11人いる 萩尾望都【本の感想・レビュー】




宇宙はつねに変化にみちている、概念が通用しない場合もある。事態は急変する。的確です早い判断力が必要だ。常に異端の11人目が存在するようなものだ。

大泉サロン出身の萩尾望都さんの1975年の作品。
今から35年くらい前の作品ですが、色あせていません。

宇宙大学の入試最終テストの試験会場、外部との接触を絶たれた宇宙船を舞台に、宇宙のさまざまな国からやって来た11人の受験生が、非常事態を乗り越えようとするさまを描いています。

このように、誰かと協力してものごとを成し遂げなければならない場面は多々あります。
その際に必要なのは、目標を共有して、 それぞれが「やるべきこと」をたんたんと実行していくことです。

11人いる!」の場合の目標は「宇宙大学の入試に合格すること」「53日間死なないこと」です。

けっして11人目を探し出すことではありません。

目標が共有できて、ブレなければ、おかしなことにはなりません。

ただ、船内の温度が上昇して、まともに脳みそが働かなくなったり、伝染病が発生して生命の危機にさらされたりすると、目標が共有できなくなってきます。

「11人目をみつけだせば、すべてが解決する!」というような錯覚が生まれます。

現に、主人公たち以外の船(69組/70組)は20日以内にスクランブル(試験放棄と同じこと)を起こしています。

引用した宇宙大学の職員さんの言葉のように「的確です早い判断力」を執行するためには、仮令、火で焼かれても、槍がふってきても、目標を見続け、関係者と共有し続けることができる力が必要なのでしょう。

迷子になりかけたときに「そもそもなんでここにいるんだっけ?」「目標はなんだっけ?」「そのために何をするべきなのでしょう?」と思いだすようにいたします。

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▼萩尾望都の作品

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keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


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