ライフデザインTOP> 本の感想・レビュー・書評TOP > 社会現象を考える > 対談 生き抜くこと 雨宮処凛×香山リカ【感想・レビュー】

対談 生き抜くこと 雨宮処凛×香山リカ【感想・レビュー】

生きるための条件がすごく高くなっていますし、普通に働いて生きることもなかなか難しくなっていますので、息苦しい働き方と社会との関連や「生きさせろ」という運動について書いたりしています。(引用)

主に若者に置かれている「ワーキングプア問題」「ネットカフェ難民」「貧困問題」の第一人者である 雨宮処凛さんと、精神医学者である香山リカさんとの対談集です。

このふたりが話すとなると、やはり「若者の置かれているきつい環境」の話になります。

現在、若者が置かれている状況を、権力をもつ方たちが理解していないことが問題なのでしょう。

今の日本の会社やお役所で決定権をもっているのは
「団塊世代」や「バブル世代」なのではないでしょうか?

「団塊世代」「バブル世代」の方たちは、人生追い風で生きてきました。
「今度のボーナスで、カラーテレビを買おう」「クリスマスは、赤プリで」など
目にみえて生活がよくなっていく、というのを体験できた世代です。

確かに本人たちも「24時間戦えますか?」と言われれば「YES」と言って
バリバリがんばっていたのだとは思います。

そして、成果をあげて、今の地位をえました。

自分たちが、がんばってきたからこそ、若者にたいしても
「がんばれば、いいことがある」「何とかならないのは努力が足りないから」
という態度で接してしまうのでしょう。

例えば「1」の努力でなし得たことに、「5」の努力が必要な状況になっています。
ウルトラ強力な逆風の中、1メートル進むのがどれだけたいへんか。

私の姉は、1971年生まれの専門卒です。
「ビジネススクール」という専門学校に通っていたので、さほど、専門性を身につけた訳でもなさそうです。
その姉は、楽々就職を決めました。

その5年後に就職活動をした私は、1974年早生まれ一浪した4大卒です。

当時の姉の実力と、当時の自分の実力を比べようはありません。

ただ、専門卒の姉が楽々就職決めたのに、
浪人してそれなりの4大にいった努力は何だったんだ!
たった5年しか違わないのにー、というやりきれない思いを覚えています。
(学歴で、スキル・人間性が決まる訳ではありませんが。)

雨宮処凛さんのおしゃっている
「普通に働いて生きることもなかなか難しくなっています」ということは
こういった「普通に働く」の入り口にある「就職」にも表れています。

さらに当時より景気が悪くなっているので、今の若者の置かれている状況はいかほどのものか。

権力者よ。
あなたたちが「1」の努力で得たものを、今の若者は「1」では得ることができません。
同じくらいのものを得るために「5」くらいの努力をしています。

早く、自分たちの成果の「追い風参考記録」っぷりに気づけ。そして行動しろ。
そう思いました。

Amazonで「対談 生き抜くこと」の詳細をみる
楽天で「【送料無料】生き抜くこと」の詳細をみる


▼雨宮処凛さんの本


ライフデザイン・人生設計に効いた本の感想・レビュー・書評

| コメント(0) | トラックバック(0)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://life--design.com/cgi-bin/smileserver/mt/mt-tb.cgi/1515

コメントする

keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


アーカイブ