ボクの満州―漫画家たちの敗戦体験

赤塚:それと中国人が「メーファーズ」と言うんだよ。「しょうがない」という意味。なぜ、あの人たちはそう言うんだろうね。(中略)
森田:だけど、あの言葉ってスペインにもあるし、どこにでもあるんだよね。
赤塚:日本にはないんだよ(中略)
上田:私は「メーフォーズ」というのは、要するにあることにこだわったってしょうがない、というおおらかさで、「仕方がないよ、運命だ」という鷹揚さですね。そういうふうに解釈している
(以上、巻末の座談会から引用)


「天才バカボン」の赤塚不二夫先生、「あしたのジョー」のちばてつや先生、「BARレモンハート」の古谷三敏先生、「釣りバカ日誌」の北見けんいち先生など、旧満州育ちの漫画家9人による画文集です。

それぞれの「敗戦体験」を絵と、文章で表現したあとに、対談が掲載されています。

表現のしようによっては、どうしょうもなくなることを、幼かったせいもあるのでしょうが、たんたんと語っています。

恐らく、みなさんの中に「メーファーズ」がという中国人の魂が備わっているからなのでしょう。

「メーファーズ」とは、著者のひとりの上田トシコさん解釈によれば「あることにこだわったってしょうがない、というおおらかさで、『仕方がないよ、運命だ』という鷹揚さ」です。

敗戦から、日本に戻り、生活が軌道にのるまでたいへんなことが、たくさんあったと思います。
それを『運命だから、仕方ない』と受け入れているから、恨み、つらみがでてこないのでしょう。

「メーフォーズ」というの魂を大陸から受け継ぎ、ギャグ漫画の王様:赤塚不二夫先生が日本語に意訳したのが、「これでいいのだ!!」なのかもしれません。

あの台詞は、起きてしまったことを自分のこととして、受入れる懐の広さがないと言えません。

バカボンのパパの名言「これでいいのだ!!」のルーツが、まさか大陸にあったなんて思いもしませんでした(*ノ-;*)

Amazonで「ボクの満州―漫画家たちの敗戦体験」の詳細をみる
楽天で「【送料無料】ボクの満州」の詳細をみる

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://life--design.com/cgi-bin/smileserver/mt/mt-tb.cgi/1578

コメントする

keikeiakaka
管理人:けいけいあかか
自称:ライフデザイナー。 やりたいことが多すぎて、 人生の秋休み中。 節約&エコ&本&放浪好き。 2011年夏に日本一周を達成。 次は世界一周を夢見つつ webサイトの更新をする毎日です。


アーカイブ